写縁 SHAEN

応募する前のチェックリスト

募集文のどこを読み、何を確認してから応募するか。待ち合わせや連絡の取り方、気になる募集を見つけたときの通報の使い方まで。

応募は「条件を受け入れます」という返事ではない

応募フォームから送った内容は、募集を掲載した方のメールアドレスに届きます。 その時点では、まだ何も決まっていません。日時も場所も、最終的な条件も、そこから相談して決めていくものです。 ですから、分からないところがあれば、応募時のメッセージで先に聞いてしまってかまいません。 「この点が確認できれば参加したいです」と書いて送るのは、失礼な応募ではありません。

一方で、応募すると自分の名前(活動名)と返信先のメールアドレスが相手に渡ります。 これは取り消せません。読んで気になるところが多い募集に、とりあえず応募してみる必要はありません。

募集文のどこを読むか

募集ページには、撮影形式、ジャンル、エリア、撮影日、所要時間、謝礼、交通費、同伴者、使用目的が並んでいます。 全部に目を通したうえで、次の順に確かめると判断しやすくなります。

  • 撮影の中身 — 何をどう撮るのか。衣装やポーズの指定があるか。自分が引き受けられる範囲か。
  • 拘束される時間 — 集合から解散まで。着替えや移動が所要時間に入っているか。延びる可能性があるか。
  • 場所 — 屋外かスタジオか、個室か。集合場所が書かれているか。初対面で行く場所として無理がないか。
  • 謝礼と交通費 — 金額だけでなく、いつ、どうやって支払われるか。「謝礼なし」と書かれているかどうか。
  • 使用目的と公開範囲 — 撮った写真や動画がどこに出るのか。ここが曖昧なまま進めない。
  • 同伴者 — 友人の同席が可能か。不可なら、その条件を受け入れられるか。

書かれていない項目があれば、それは「決まっていない」ということです。応募の前後どちらでもよいので、必ず確認してください。

使用範囲は、必ず文章で確認する

撮影後にもっとも食い違いが出やすいのが、作品の使い道です。 個人のポートフォリオに載せるだけなのか、SNS に投稿するのか、展示や販売、仕事の実績として使うのか。 同じ「ポートフォリオ」でも、非公開のファイルなのか、誰でも見られるページなのかで意味が変わります。

口頭での確認は残りません。撮影前のメールのやり取りに、使う場所と使わない場所を書いて残しておいてください。 公開前に一度見せてもらえるか、あとから取り下げをお願いできるかも、このときに聞いておくと安心です。 詳しくは作品の使用範囲と肖像についてにまとめています。

当日に向けて決めておくこと

  • 同伴者 — 不安があるなら、友人に付き添ってもらうことを最初に相談してください。募集に「同伴可」「応相談」と書かれていれば、遠慮する必要はありません。同伴不可の募集に無理に合わせることもありません。
  • 待ち合わせ — 初回は、駅や施設のロビーなど人のいる場所で待ち合わせましょう。いきなり個人宅や車の中で落ち合うのは避けてください。
  • 予定を誰かに伝える — 日時、場所、終了予定時刻を、家族か友人に伝えておきます。連絡が取れる状態にしておくだけでも違います。
  • 途中でやめる余地 — 当日に話と違うことを求められたら、断ってその場を離れてかまいません。撮影を続ける義務はありません。
  • 連絡の手段 — やり取りは、応募時に入力した自分の返信先メールアドレスで行ってください。写縁 / SHAEN はサイト内のチャットを持っていないので、最初のやり取りは必ずメールになります。

別の連絡手段に移りたいと言われたときは、急がなくてかまいません。 条件が固まるまではメールで進め、必要になった段階で判断すれば十分です。 メールでのやり取りが残っていれば、あとで条件を確認し直すこともできます。

気になる募集の見分け方

すべてを見分ける方法はありませんが、次のような募集は、応募の前に一度立ち止まる価値があります。

  • 条件がほとんど書かれておらず、「詳細は連絡した方にお伝えします」で終わっている。
  • 謝礼が、書かれている撮影内容に対して不自然に高い。
  • 今日中、明日までなど、考える時間を与えない書き方をしている。
  • 撮影の話のはずが、会うこと自体が目的のように読める。
  • やり取りの途中で、募集に書かれていなかった条件が次々に足されていく。
  • 身分証の画像、住所、勤務先など、撮影に必要とは思えない情報を早い段階で求められる。

性的サービスや性行為を伴う募集は掲載できません。そうした募集を見つけた場合や、 募集内容と実態が違う、なりすましが疑われる、外部サイトへ誘導されているといった場合は、 各募集の詳細画面にある「この募集を通報する」からお知らせください。 理由を選び、気づいたことを書き添えるだけで送れます。

通報は運営が内容を確認し、掲載ルールに反すると判断した募集は非公開にします。 通報したことが相手に伝わることはありません。 確信が持てなくても、気になった時点で送っていただいてかまいません。 判断は運営が行いますので、迷ったら通報を選んでください。

応募したあとの流れ

送信すると、控えのメールがご自身のアドレスに届きます。 募集を掲載した方には別途通知が届き、そちらから返信があってはじめて相手のメールアドレスが分かります。 応募した時点で相手の連絡先が自動的に渡されるわけではありません。

返信が来ないこともあります。募集が締め切られていたり、条件が合わなかったりする場合です。 催促を重ねるより、ほかの募集を見てみるほうが早いこともあります。 写縁 / SHAEN は掲示板であり、当事者間のやり取りに運営が立ち入ることはありません。その前提で進めてください。

関連ページ

ほかの読み物

  • 撮影募集の書き方 応募する方が判断できる募集にするために、撮影形式・日時・場所・謝礼・使用目的をどう書くかをまとめました。審査の対象になりやすい表現にも触れます。
  • 謝礼と交通費の考え方 謝礼なしの募集と謝礼ありの募集の違い、交通費の扱い、支払いの時期と方法をいつ決めるか。金額そのものより、合意の残し方の話です。
  • 作品の使用範囲と肖像について 個人のポートフォリオ、展示、SNS、商用。使い道によって確認しておきたいことが変わります。公開前の確認や取り下げの申し出も含めて整理しました。
  • 写真と動画で違うこと 所要時間、音声の収録、公開のされ方、編集後の確認、データの管理。動画の募集に応募する前に写真との違いを知っておくと、条件の詰め方が変わります。

この記事は、当事者どうしで条件を決めるときの考え方をまとめたものです。 法律上の判断が必要な場面では、内容に応じて専門家にご相談ください。